見えないランドマーク
稲瀬川河口から100メートルほど東で、由比ケ浜駅方面から旅館「かいひん荘」の前を通ってきた道が、海岸沿いの国道に合流する。以前この三差路の角に「大海老」というレストランがあった。名前の通りエビ料理が売りで、結婚式場を併設した四階建てのビルの壁面に「大海老」の文字が、屋上の看板には大きなエビの絵が踊っていた。遠くからでも目立ち、一度聞いたら忘れられない名前なので、よく道案内の目印に使われた。80年代半ばに閉店し跡にはマンションが建っているが、地元では今でも「大海老の角を曲がって」というような言い方をすることがある。 (2009年6月・片岡 夏実) |
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