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日記ログ/2002年5月前半

2002年5月2日
ふっきん2

今日はさとちゃんが泊まりに来てますよ。
また最近少し忙しいです。毎日Macの前に座りきりで、運動らしい運動をしていません。いや、普段からしないんですが。でも、忙しい時ほど、そういうことが気になりますね。ヒマになったらウォーキングでも始めようかなー、とか。
実際に体動かす訳じゃないけれど、気持ちだけはあるわけです。いま考えているのは腹筋です。最近体がむっくらむっくらしてきて、ウェストなんかも太くなったみたい。寝る前に20回とか、腹筋やったらいいかも。
とか考えていて、そういえば前にもこんな事を考えたことがあるのを思い出しました。そうだ、その時は、毎日やるのとか絶対忘れるから、大きく「腹筋」ってプリントアウトした紙を壁に貼って置いて、それで忘れないようにしよう、とか思ったんだった。
今日、それを思い出したと言うことは、つまり、その紙を作って貼ることさえ忘れていたということです。
絶対無理だという気がしてきました。斯くなる上は、やっぱりアブトロニックでしょうか。


2002年5月4日
帰省中です

泊まりに来たさとちゃんは、結局2泊しました。今日、一緒に実家に帰ってきたところです。
家にいる間、さとちゃんは「水曜どうでしょう」を見っぱなしでした。「こういうの、インターネットで見られるんだよ」と言って見せてあげたら、はまってしまったらしいのです。最初見せたのが、大泉洋と鈴井貴之が出てくる無料解説ムービー。「他のも見る?」と聞いたら「見たい」というので、「試験に出るどうでしょう」の第1回を見せてあげました。
時間も遅かったし、1日目はそれで終わり。翌日は、午前中に「試験に出る〜」の続きを5回分、午後からかよちゃんが遊びに来たので、「日本全国絵はがきの旅2」の第1回と、「四国八十八カ所3」を全部見ました。今日は朝から、「ユーコン川160キロ」を全部見ました。
「試験に出るどうでしょう」全6回、「四国八十八カ所3」全5回、「日本全国絵はがきの旅2」第1回、無料放映分の「ユーコン川160キロ」全7回。おまけの解説ムービー抜かしても、全部で19回分です。大体1回分見るのに22分くらい掛かります。かける19回で418分、約7時間です。
いくら何でも、見過ぎじゃないのか。
おかげで、日記の更新や、家でやるつもりで持ってきていた仕事なんかが滞りまくりました。2人とも、早くブロードバンドにして視聴申し込みしてください。お願いですから。


2002年5月5日
うどん

自宅に帰ってきました。
わたしの実家は、埼玉県の加須市と言うところにあります。県内でも一番上の方、栃木とか群馬とかに近い方です。東北自動車道のインターチェンジがあるので、車で遠出する方はご存じかも知れません。
名物は鯉のぼりとうどんです。うどん屋さん、結構多いです。加須市だけではなく、近隣の街にもうどん屋さんがたくさんあります。今日のお昼は、父と母と3人でうどんを食べに行きました(さとちゃんはバイトでいなかった)。
注文したうどんが出てくるのを待つ間、父に聞いてみました。「このあたりさー、加須も騎西も羽生もうどん屋さんたくさんあるけど、大体行った?」
すると父は得意そうに「んー、全部行ったな。」と言いました。もともとがうどん好きな人です。新しいうどん屋さんが出来ると、必ず行くらしい。それにしても全部とは。加須手打ちうどん会に加入しているお店だけで33軒です。もちろん加入してないお店もあるし、隣の町のまで入れたら、多分80軒くらいにはなると思います。
好きなお店に何回も通うんなら理解出来ます。でも全部。あまり評判のよくないお店も含めて。誰に頼まれたわけでもないのになぁ。 やることが極端だ。さすがわたしの父。
と、うどん食べながら思ったです。


2002年5月7日
極端の人

せっかくだから、もう少し父のことを書こう。
父は野球好きです。定年前までは教員をやっていたのですが、現役時代は野球部の顧問をやったりしていました。もちろんプロ野球も好きで、夏の間はいっつもテレビの野球中継を見ています。
ところで、テレビの野球中継っていうのは、ピッチャーの背中側からバッターを見るアングルって言うのが、圧倒的に多いですね。野球というゲームの性質から言っても、理にかなったアングルです。臨場感がありますしね。ただ、一つ問題があるのは、バックネット裏の客席が見えてしまうことなのです。
客席が見えるだけなら問題はないのです。本当に問題なのは、バックネット裏の通路に、テレビに映りたいバカが寄ってきてしまうことなのです。
バカは大抵、携帯電話を持っています。多分テレビを見ている友達と「写ってる?」なんてやり合ってるんだと思います。ほんとーにバカだなぁ。
とは言いつつも、わたしはそんなに気にはしていませんでした。ところが、父はそうではなかったらしい。テレビを見ていて業を煮やした父は、東京ドームに電話して「あのバカどもをなんとかしろ! 非常に不愉快だ!」と、怒ったらしいのです。
わたしはその場に居合わせたわけではありません。後で母から電話で聞いて、手を叩いて大笑いしてしまいました。さっすが我が父! 思いついても普通やらない! 選手名鑑(我が家では茶の間に選手名鑑常備)で東京ドームの電話番号調べて掛けるなんて、何という行動力!
もっとも、母は「あんまり面白がらないでよー。」と言っていましたが。
やっぱわたしは父と血がつながってるんだなぁ、と思いました。また何かやらかしてくれないかと、わくわくしながら見守っています。


2002年5月9日
ごちそう

撮影が始まりました。またいつもの、カメラマンやスタイリストさん、ヘアメイクさんと一緒です。外の人と仕事をするのは面白いなー、と思います。
昨日なんですが、お昼食べてる時にスタイリストさんが言いました。「今、ごちそうって言ったら何かな?」
ちょうどその時、みんなでお寿司を食べていたのです。お寿司と言ってもランチの¥900くらいのヤツなんですが。そういえばお寿司って、昔は特別な食べ物だったなぁ。
「昔はお寿司って、お客さんが来た時に出前とるくらいでしたね。」「ステーキもごちそうだったなー。」「すき焼きもかなり特別だった。」
今はなんでも、そんなにお金掛けなくても食べられます。流通が発達して、お肉もお魚も、昔ほど高くはなくなりました。その分、ハレの食べ物というか、特別な日に食べるごちそうっていう物が、あんまりない気がする。
再びスタイリストさんが言いました。「俺、一度でいいから〈あら皮〉のステーキ食べてみたいな。」〈あら皮〉というのは、確か新橋にあるステーキ屋さんです。超高級店だ、と言う話は聞いたことがある。
「高いらしいですねー、〈あら皮〉。いくらぐらい掛かるんですか?」と聞いたらスタイリストさん、「うーん、2人で10万円くらいかなー。」
・・・・・。
それは食べ物の値段じゃないだろおぉぉ。
うちの家賃より高いです。比べられる物じゃないですけど。それにしても10万円。パソコンが買えます。香港旅行だったら5泊は出来て、3泊にすればペニンシュラに泊まれます。
まぁ、価値観の問題だと思うんですけど。でもわたしが10万円持ってたら、他のことに使っちゃうだろうなー。
わたしがごちそうだと思う物は鴨です。肉にびっちりついた脂身が、ごちそうっぽいと思います。


2002年5月12日
駄菓子薬

ようやく撮影が終了しました。早起きしたり重いもの運んだり、生ビール飲んだり缶ビール飲んだりしてました。
撮影は、モデル撮影が3日、物撮りが2日でした。わたし達の撮影は大体外人モデルを使いますが、たまに日本人のモデルさんもお願いします。今回も日本人モデルさんをお願いしました。
ところが撮影中、その日本人モデルさんが気分が悪くなってしまいました。
ここのところいきなり寒かったので、風邪でも引いたのかも知れません。とりあえず少し休んでもらって、他に来ていた外人モデルの子の分を先に撮っていました。日本人モデルさんはメークルームに入っていたのですが、しばらく経って出てきたら、手にティッシュにくるんだ何かを持っている。
「ねえねえ、これ見て」と言うので「なんですか?」と見せてもらったら、小さくてどピンクの物がのっています。
「なんですか、これ?」と聞いてみました。見たところ、アクセサリーとかオモチャとかみたいです。オモチャっぽいアクセサリーと言うべきかな。とにかくプラスチックっぽいのです。
「それがぁ。これ薬なんだって!」「マジですか!?」
どうやら日本人モデルさんの具合がよくないのを心配して、外人モデルの子が自分の薬を分けてくれたらしいのです。えぇ子や。しかしこれは日本の薬ではない。どピンクの錠剤。こんな薬、見たことありません。カプセルとかならまだ分かるような気がするんですが、タブレットっていうのかな。細長い錠剤です。
「何の薬なんですか?」「それがよく分かんないの。『何にでも効く』って言うんだけど。風邪薬かなー、胃薬かなー。」「食後がいいのかな、やっぱり。」「ううん、いつ飲んでもいいって言ってたよ。」
なんか・・・そんなの飲んで大丈夫なのかな・・・。
でも効いたみたい。モデルさんは「なんか治ったみたい。」と喜んでいます。プラシーボ(偽薬)効果と言うこともあるかも知れません。でもまあ、治ったんだからいいか、と思いました。
それにしても、何であの色なんだか。印刷で言ったらM100%+Y50%、Webだったら#ff0066。それがどんな色かというと

こんな色です。後でクライアントさんに「どんな色だったの?」と聞かれたので「なんか・・・駄菓子みたいな色。」と答えました。日本で売ってたら、たとえいくら効く薬だとしても売れないだろうなぁ。と思います。


2002年5月15日
大きければいいっていうものでもない

残業の時、あこちゃんが〈ペヤングソース焼きそば〉食べてました。あんまりいい匂いがするのでわたしも食べたくなり、帰りにコンビニに寄って見てみました。
そしたら、何でか知らないけど、大盛りのばっかあるんですね。普通のヤツはペヤングくらいしかない。豚肉入りだったりイカ入りだったり、塩味だったりカレー味だったり、種類は非常にあるんですが判で押したように大盛りです。
なんでだ。
焼きそばの小さいの、どっかで出してくれないかなぁ。夜中に大盛りはさすがに気がひけます。仕方ないので、〈緑のたぬき〉の小さいの買ってきて食べました。大盛りを半分にして食べるっていう技とか、あったらいいのに。知ってる方居たら、ぜひ教えていただきたいです。
ちなみに、〈ペヤング〉は「ペア+ヤング」らしいです。カップが2重になっていて、分けっこして食べられるんだとか。あこちゃんが教えてくれました。

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