日記ログ／2002年4月後半
２００２年４月１５日
そりゃあないっすよ〜
今日はこれから、ハセボンが泊まりに来るらしいですよ。
なんだかバタバタしています。仕事が、です。先週はあんなにヒマだったのになぁ。わたしはグラフィック・デザイナーで、某百貨店系の通販のカタログなんか作っています。今編集しているのは、夏号。先月宮古島で撮影した分です。一旦全部編集して印刷屋さんに渡して、１回目の試し刷り（色校とか初校といいます）が上がったところです。文字や写真のチェックをして、間違っているところや変更になったところを直して貰います。特に色は重要です。通販のカタログは、現物を見ないで写真だけ見て注文して貰う物です。だから、出来る限り、現物に近い色を出して貰わなければなりません。
とまぁ、こんな風に仕事を進めている訳なんですが、いつもだったらそんなに神経質になることでもありません。毎回お願いしているので印刷屋さんも慣れてるし。では、なんでバタバタしてるのか。
色校まで行程が進んでいるのに、倒産したメーカーさんが出てしまったのです。きゃー。
そのメーカーさんの扱いだった商品は、全部で７点。そのうち３点は、他のメーカーさんが引き受けてくれることになりました。まったく同じ物は無理だとしても、生地やデザインをほぼ同じように作ってもらうのです。２点は、まるっきり違う商品に差し替えになりました。あとの２点は中止です。差し替えになった分は、あさって撮影し直し、中止になった分はそのまま削除して、ページのレイアウトを大幅に変更しなければなりません。
あ"ぁ"〜〜。わたしが何をしたっていうのさ〜〜。
まあ言っても仕方ないですけど。明日も頑張って働きます。
２００２年４月１７日
・・・フーリガン？
シンガポールに住んでいる友人からメールが来たんですが。
その友人っていうのは、元々はパソコン通信で知り合った友人です。大手のゼネコンにお勤めで、そのシンガポール支社で地下鉄を掘るお仕事をしています。で、どういう内容のメールかというと。
なんでも会社の同僚のイギリス人が、ワールドカップのイングランド戦を見に、日本に来るらしい。で、その際の宿泊先──安い宿なり、泊めてくれる人なりを探していると。まあこういう事なんですが。
なんか大きい人らしいんです。それでも１人くらいなら、何とかなりそうな気がするんですけどね。なんか４人で来るらしいんですよね。しかもその友人曰く「自分ちに泊めてあげようなんてこれぽちも思わないで下さい。彼等は由緒正しいフーリガンの友達です。日本に居ると分からないと思いますが、彼等は日常的にサッカーに対してとても情熱的です。」なんだそうで。
サッカーに対してとても情熱的で大きい、４人のイギリス人。うーん。
その友人は「イングランド直輸入のフーリガンと共に戦うイングランド戦参加者募集中 参加料 宿」とか言ってます。「泊めてもいい」とか「今からでもとれる安宿を知っている」という方は、どうか教えてください。
ちなみに彼ら、日本語はほとんど出来ないそーです・・・。
２００２年４月１９日
シンクロ
ビール飲みすぎたり、徹夜で仕事したりしていました。３時間しか寝てなくて眠いので、今日は早く寝たいです。
ここ最近あったシンクロな出来事。
古い新聞を引っ張り出して読んでいました。２００１年１月１日、埼玉新聞正月版第２部「不思議の国埼玉を行く」です。その中の「河鍋暁斎 妖怪画の世界」を熟読しました。とっくの昔に読了してるんですが、ヒマだったので。河鍋暁斎、というのは、幕末から明治にかけて活躍した画家です（〈河鍋暁斎記念美術館〉公式サイトはこちら）。日本画家、とか戯画家、とかいう枠に収まりきらない、すごい人です。記念美術館に〈かえる友の会〉の事務局がある関係で、河鍋先生（暁斎の曾孫に当たる方で美術館の館長）にもお世話になっています。
とはいえ、そんなに暁斎のことばかり考えて暮らしているわけではありません。その日その記事を読んだのだって、単なる気まぐれです。それがその日の夜、新聞のテレビ欄を見たら隅っこに「河鍋暁斎」の文字が。
あれ？ と思ったら、テレビ東京の「美の巨人たち」と言う番組で、暁斎の「枯木寒鴉図」を紹介するらしいのです。
へぇー。
これはわたし一人に起こった事ですが、もう少し他の人も関係する話もあります。先月やった、お花見が発端です。
【登場人物】のコーナーにも出てくる友人達と、ネットで知り合った古くからの友人達とでお花見をやりました。そしたら、その中の一人とサカイさんとが、誕生日が同じだと言うことが発覚。誕生会をやることになりました。
実はそのネットで知り合った友人達って言うのは、そんなに頻繁に行き来があったわけではありません。それが、そのことがきっかけになって、また一緒に遊ぶようになりました。誕生会もやりましたし、今度ビリヤードをやることにもなりました。もう少ししたら釣りにも行く予定です。
そうこうするうち、同じネットで知り合って、仕事でシンガポールに赴任してしまった別の友人からメールが来ました。２〜３年ぶりくらいだと思います。別に「また最近みんなで遊んでるんだよー」なんていうメールを、こちらから送ったわけではないのです。ホントウに偶然、まったく別の内容（フーリガンの）のメールが来たのです。
たまにこういう偶然ってありますよね。何なんでしょうね。意味のある偶然の一致のことを、シンクロニシティと言うそうです。どんな意味があるかは分かりませんが、何かがわたしの周りで動いているような気が、しないでもないです。気のせいかも知れませんが。
２００２年４月２１日
ハスラー
友人に誘われて、ビリヤードやってきました。１０年以上ぶりくらいです。
１０年以上前にやった時も、確か友達に誘われたんです。２回くらい行った気がする。でも、その後はまったくしなかったって事は、それほど楽しんだわけでもなかったんでしょう。ていうか、ほとんど記憶ないです。
だから今回誘われた時も、正直「うーん、どうだろう」と思ったんですが。
やってみたら、結構面白かったんですよ。自分で想像してたほど下手でもなかったし。結構ねらったところに、玉が転がっていったですよ。
手玉をクッションさせて玉に当ててポケットに落とす。なんてことも出来たし。一緒に行った友人が、「頭の中に三角定規が入ってるとしか思えない。」とびっくりしていたので、「まーデザイナーだからね！」と、ちょっと威張ってみました。
ウソです。偶然入っただけです。
次の課題は、「玉の色と番号を覚える」です。今はまだ何色の玉が何番か分からないので、衝くたびにいちいち確認しています。我ながらかっこわるいです。
２００２年４月２２日
酢豆腐
いやー、わたしなんかが言うまでもないことだとは思うんですが。
酸っぱくなった豆腐は、食べない方がいいですよ。
２００２年４月２３日
ふっきん
アブフレックス。お腹に巻いて、低周波かなんかで腹筋を運動させるやつです。今ものすごく流行ってますね。会社の近所の、コンビニにまで置いてありました。
実はオヤビンが、何ヶ月か前からアレをやっているのです。なんでも奥さんが買ってきたんだとか。「どうなんすか、あれ。ちょっとは効果ありました？」「結構あったよ。ベルトの穴が一つ縮まった。」ほぇー。続けてやればちゃんと効果があるんだー。「わたしもやろうかなー。そこのコンビニで￥４，９８０だったんですよ。」「やれば？ オレもきっと夏頃には腹筋が割れてるね。」
オヤビンは、芸能人で言ったら笑福亭鶴瓶に似ています。動き方は、なんかゆっくりです。
マッチョな笑福亭鶴瓶。そうなったら動き方も、今と違ってキビキビしちゃうんだろうか。
・・・そんなオヤビン、オヤビンじゃないよぉぉ！！
腹筋が発達するとウエストが細くなるのは、脂肪が減るからじゃないそうです。腹圧（内臓が内側から押す力）が押さえられるから、細くなるんだそうです。体脂肪は、運動して燃焼させないと減らない。「ためしてガッテン」でやってたからホントだと思います。
２００２年４月２４日
野菜汁５０％・果汁４０％、じゃあ残りの１０％は？
最近また少し、仕事が忙しくなってきました。家で晩ご飯食べないもんだから、冷蔵庫の中のものが、どんどん悪くなっています。
家で食べないでどこで食べてるかというと、もっぱら会社です。何を食べているかというと、コンビニ食品です。おにぎりとかパンとか、炭水化物ばかり食べてます。
野菜が足りないよなぁ、と思ったので、帰りにコンビニ（またコンビニ）に寄って野菜ジュース買ってきました。〈ぎっしり厳選３０食品〉とかいうやつ。２００mlが四角い紙パックに入って￥１００。商品名通り、３０種類の食品が入っているらしい。パックの横にある原材料名のところを見てみたら
野菜（にんじん、ほうれん草、トマト、セロリ、レタス、ケール、赤ピーマン、キャベツ、モロヘイヤ、グリーンピース、かぼちゃ、パセリ）、果実（りんご、オレンジ、レモン、プルーン、グレープフルーツ、バナナ、クランベリー、ブルーベリー）、はちみつ、牛乳、はっ酵乳、アロエベラ葉内部位、りんご酢、チーズ、スイートコーン、さつまいも、卵白、小麦胚芽、安定剤（ペクチン）、酸味料、香料、ビタミンＣ
とあります。卵白までで３０食品です。
えぇ〜？ それはウソだろ〜？
だってサラッサラなんですよ。バナナだのカボチャだの、卵白だのが入っているのに。材料からイメージすると、絶対どろーっとしてそうなのに。しかも値段がたったの￥１００。
ホントかなぁ〜？
いや、もちろんホントなんだと思いますけど。ウソ書いたら公正取引委員会かなんか（よく知らないけど）に怒られます。２００mlのジュースに３０種類の食品が入っていてたった￥１００。なんかスゲェ、と思ったんでした。美味しかったし。
タイトルの「野菜汁５０％・果汁４０％」は、箱に書いてありました。残りの１０％ですが、多分牛乳とかはっ酵乳だと思います。もっと得体の知れないものだったら面白いのにな。沼の水とか。買わないけど。
２００２年４月２５日
「水曜どうでしょう」を褒め称える
なんか疲れてきました。働き過ぎだと思います。
だんだん頭がぼーっとしてきて、変なところでツボにはまってげらげら笑っちゃったり、気が付くと口が半開きになってたりします。ちょっとやばい人みたいですね。
今日こそは早く寝なきゃなぁ、と思ったんですが、うっかり今日が木曜日だと言うことを思い出してしまいました。真夜中過ぎて日付が変わったら金曜日。金曜日というのは「水曜どうでしょう」のネット配信の日なのです。
「水曜どうでしょう」っていうのは、HTB─北海道テレビが放送している、北海道のローカル番組です。大泉洋、と言うローカルタレントがメインで出てます。「パパパパPUFFY」に出てたので、ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。「千と千尋の神隠し」では、番台蛙の声をやっていました。北海道と、幾つかの地方局で放映されています。東京ではやってません。放送している地域とか内容とか、詳しくは「水どう」オフィシャルサイトをご覧下さい。わたしはかよちゃんに教えてもらって知りました。ありがとうかよちゃん。こんなに面白い番組を教えてくれて。
いや、これすっごく面白いんですよ。ホントに。ネット配信はimpressがやってます。有料です。現在７月分まで購入を受け付けていて、２ヶ月分で￥９００、６ヶ月分まとめて購入すると￥２４００になります。
そんなに高いわけではないけれども、わざわざお金払わないと見られないの？ テレビなんてタダでいくらでも見られるのに。そう思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、お金払ってでも見たいのです。
impress TVの「水どう」ページに行くと、無料で見られる番組があります。全７話＋ネット配信オリジナルの番組紹介です。「百聞は一見に如かず」って言いますから、ぜひ見てみてください。一応ナローバンドでも大丈夫なようです。
で、今週の分なんですが。結局、夜更かしして（ていうか、家に帰ってきた時点で０：３０。何もしなくても夜更かし確定）今週分も見てしまいました。面白かったぁ。これからお風呂に入りますが、上がったらまた見てしまいそうな気がします。
わたしのお気に入りは、大泉君ももちろんなんですが、最近は森崎君です。なんかバカっぽいところが好き。いや、褒めてるんですよ。
２００２年４月２７日
ゴォールデン
世間ではゴールデン・ウィークらしいですが。会社で仕事してました。休日出勤です。
それでも、せっかくなので夜には遊びに行きたいと思いました。だったら少しはかわいい格好しなきゃ。でもなんか服がないなー。いや、服がないわけではないのです。なんとなく、今の気分に合うものがない。
色々漁っていたら、隅の方からブラウスが１枚出てきました。チュニック風の白いブラウスです。ずいぶん前に、たしか￥１，０００くらいで買ったやつだ。全然着てないや、そういえば。
と思ったので、ちょっと袖を通してみました。あら、案外いいじゃないの。でも胸元が丸く空いているだけなので、ちょっと寂しい。んー、これはアクセサリーかな。仕舞ってあったアクセサリーを引っ張り出して、あれこれ合わせてみました。そしたら、これまたロクに使ったことのないネックレス（たしか３つで￥１，０００のワゴンに入ってたやつ）がぴったり。ボルドー色のＹ型のビーズネックレスです。
タンスの肥やしになっていたアイテムで、今年風のおしゃれ。なんかすっげー得した気分です。
さー、この格好でビリヤードするぞ、と、意気込んで家を出たのはいいのですが、結局仕事が終わらず、２１：３０頃まで働いてすごすご帰ってきたです。はーがっくり。
２００２年４月３０日
退屈な日常の隙間から覗く紅い刃
あこちゃんとハセボンが、撮影でスタジオに籠もっています。このところずっとです。なので、サカイさんと２人でお昼を食べに行きました。
いつも行ってる、デザート食べ放題の店です。Aのランチメニューは洋風で、カジキマグロのチーズ焼きトマトソース。Bのランチは和風で、地鶏の照り焼きです。わたしはB、サカイさんはAを頼みました。
出てきたのを見たら、地鶏の照り焼きの方はなにかの小瓶が付いています。七味唐辛子かな？ と思って見たら、一味でした。それも【激辛島とうがらし】とか書いてある。
島とうがらしというと沖縄を思い出しますが、あれは唐辛子を泡盛に漬けたもの。これはどうやら伊豆諸島のどっかの物らしい。粉末です。というか、唐辛子をそのまま、細かくおろした物です。色はなんだか緑色っぽくて、見るからに辛そう。
「わー、これ島とうがらしだって。すげーからそー。」と言ったら、サカイさんが興味を示しました。サカイさんは辛い物が好きなのです。「かけてみる？」と渡したら、手にとってしげしげと眺めた後、ばっさばっさとカジキマグロにかけ始めました。
あわあわあわ。激辛って書いてあるのに、そんなにかけちゃ・・・。
「そんなにかけちゃって大丈夫？」でもサカイさんはケロリとしています。「いや、美味しいっすよ。」と言いながら、さらに追加。もう地のカジキマグロが見えないくらいになってます。
そういえばサカイさん、コンビニに晩ご飯買いに行く時も「辛い物が欲しい、辛い物が。」とか言ってるなぁ。「酸っぱい物でも可。」とも。要するに刺激が欲しいらしい。退屈な日常に飽き飽きして、スパイシィな体験をしたいらしいのです（でも大概の場合、コンビニで売ってる物では満足出来ないらしい。どんなに真っ赤な物でも「全然ダメ！ 辛くない！」と言って却下されてる）。
気持ちは分からないでもないけど。サカイさんがどっか遠いところに行っちゃわないか、少し心配です。
「かけないんですか？」とサカイさんがわたしに、島とうがらしの小瓶を返しました。わたしはいいです。辛い物苦手だし、それに、退屈な日常で充分なので。
因みに、Googleで「退屈な日常」で検索したら、４０２０件もヒットしました。みんな飽き飽きしてんのね。
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